顎関節症
特徴
顎関節症とは、あごの関節とその周辺にさまざまな症状をきたす病気で、
✓ 顎関節の痛み
✓ 咀嚼筋(そしゃくきん:側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋)の痛み
✓ 開口障害(口を開けることが困難)
✓ 顎関節雑音(あごを動かすと音がする)
のうち、1つ以上を有することが顎関節症の診断基準となっています。
また、症状が多岐にわたることが特徴的で、
・首こり、肩こり
・背中や腰の痛み
・腕、指のしびれ
・頭痛
・眩暈(めまい)
・鼻の症状
・耳の症状
などを自覚する場合もあります。
原因
✓ 嚙み合わせ異常
✓ 精神的ストレス
✓ 歯ぎしり
✓ うつ症状
✓ 睡眠障害
✓ 猫背などの不良姿勢
など、さまざまな要因で顎関節症となります。
実際の症例(1)
2023年9月6日/48歳/女性/主婦
「あごが痛くて困っています。大きく口を開けられないし、少しでも硬いと食べられないし、ちょっと口を開けるとカクカク音が鳴りますし。あとは頭痛もひどいです。」
1.巻き肩が強いため、胸部前面の筋肉にアプローチ。
2.首と肩に鍼、灸、あん摩、指圧を用いて筋緊張を緩和。
3.咀嚼筋を中心としたお顔の筋肉に対してオイルマッサージ。
4.顎関節症に対応した複数の経穴(ツボ)に鍼。
5.治療後「あごの痛み自体は変化ありませんが、(下あごを擦りながら)ここが軽くなった気がします。」
2023年9月13日に2度目のご来院。
「まずは聞いてください。今まで噛めなかったもの、ピザの端っことかを噛めるようになりました!びっくりですよ。ただ、ここのところ少しだけ痛みが出てきた感じですので今日もお願いします!」
1.前回と同じ治療法。
2023年9月26日に3度目のご来院。
「あごの痛みはほとんどないです。ゼロではないですけど、以前に比べたら全然マシです。それと頭痛が軽くなってきました。これもゼロじゃないですけど。」
1.これまでと同じ治療法。