肩こり・首こり
特徴
首の付け根から背中にかけて痛み、だるさ、重さなどを感じるほか、頭痛や吐き気、目の疲れ、めまい、手のしびれや全身の倦怠感を伴う場合もあります。
症状に関係する筋肉は、僧帽筋、棘上筋、肩甲挙筋、菱形筋、頭半棘筋、頭板状筋、頸板状筋などが挙げられます。
厚生労働省による平成28年度国民生活基礎調査によりますと、日本人の痛み、つらさの自覚症状において、肩こりは女性では1位、男性は2位と多くの方々を悩ませている症状です。
原因
肩周辺の筋肉疲労、および血流不全が原因となります。
同じ姿勢を長時間続けたり、精神的ストレスを感じていると、首や肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなっていきます。
血流が悪くなると、疲労物質を流せずにその場所に滞ったり、届けるべき栄養素が行き渡らないなどの障害が発生し、痛みを生じます。
当院での治療法
緊張がみられる筋肉の緩和、そして血流の改善を目的に、鍼(はり)・灸(きゅう)・按摩(あんま)・指圧・マッサージ・オイルマッサージなどを用いて治療を行います。
また、症状を発生させている原因を探り、日常生活における改善点などをお伝えさせていただくこともございます。
実際の症例(1)
2021年12月4日/45歳/女性
強い首こりでご来院。上下左右に頭を動かすことができないほど固まっており、痛みを伴う。
いろいろな治療院を試したとのことで「私は一生こんな感じで治療院に通い続けなきゃいけないのかな」とおっしゃったのが印象に残っている。
- 鍼治療以外の手技をご希望。
- 血流改善を目的に、全身へのあんま・マッサージ・指圧・オイルマッサージ。
- 横向きの姿勢で、首・肩にあん摩・指圧。
- 治療後、「次は鍼を試してみたい。」
2021年12月13日に2度目の治療。
- うつ伏せで肩と背中に灸をした状態で、ひざ下のオイルマッサージ。
- 横向きの姿勢で、首・肩に低周波治療器を用いた鍼治療。
- 手の甲や肘に存在する経穴(ツボ)に刺鍼。
- 治療後、「だいぶマシになった!」
2021年12月28日に3度目の治療。
前回の治療後、「1~2日は良かったけどすぐ戻ってしまいました。」
- 前回の治療法に、八会穴を用いた全身の血流改善を追加。
2022年1月29日に6度目の治療。
「まったく痛みを感じなくなりました。今までのつらさは何だったのかという感じです。」
- これまでの治療法を行い、治療を終了。
実際の症例(2)
2022年8月4日/51歳/女性/医師
「首痛です。鳥の撮影をはじめまして。ずっと上を向くんですよ。こんな大きなカメラを持って。で、こりゃ痛いぞと。それで近くの鍼灸院探したらここ(当院)が出てきたので。肩こりと腰痛はずっとあるんですけど、今日は腰は少しマシかな。首と肩ですね。」
とのことで、ご自身のクリニックの休憩時間にご来院。
- 『気虚』が見受けられたため、八会穴による『補気』を実施。
- 肩頸部への鍼通電療法(低周波治療器)。
- 「ひざから足先」と「首から背中」へのオイルマッサージ。
- 『気血循環』を目的に、全身への按摩、指圧。
- 治療後、「治っちゃったよ。何ともないです。ほんとに楽になりました。」