慢性腰痛

特徴

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎分離すべり症、変形性腰椎症など
原因がはっきりしているものと、
ストレス、うつ、不安などの精神的要因が深く関与する心因性腰痛をはじめとする
画像検査ではわからないものがあります。

原因

先日、米国ハーバード大学のジャン・コン准教授が
慢性腰痛を抱える患者が、はり治療を受けた時にみられる脳の動きをMRIで分析した結果、
『PAG』と呼ばれる痛みを抑制する脳内組織が強化されていることを発見しました。
つまり、はり治療が脳に働きかけ、痛みを抑制していたことが解明されたのです。

当院での治療

当院では、古来より伝わる伝統医学としての治療法と
最新科学によって解明が進んでいる鍼灸治療との両輪で取り組んでいます。

実際の症例(1)

2022年1月28日/79歳/男性
「とにかく首と腰がつらく、今日は歩くのもつらい。めまいもある。」とのことで来院。
 1.首から足首まで多くの経穴(ツボ)へ鍼と灸。
 2.ひざ下から足先までのオイルマッサージのあと、背中全体もオイルマッサージを行った。
 3.横向きの姿勢で、殿部へのあん摩・指圧。めまい軽減を目的に第2頸椎のバランスを鍼で調整。
 4.治療後、「まだ痛みは残るが随分と軽くなった。」とのこと。
2022年2月1日に2度目の治療。
 1.「前回の翌日、こんなに楽だったっけ?という感じがした。あれからめまいも無い。」
 2.前回と同じ治療法を行った。
2022年2月4日に3度目の治療。
 1.「前回の翌日、さらに楽になった。痛みがほとんど無い。めまいが無くなった。」
 2.前回と同じ治療法を行い、治療を終了した。

実際の症例(2)

2022年2月3日/82歳/男性
長引く腰痛で悩んでいる。「じっとしていると痛くないが、姿勢を変えると激痛が走る。」
 1.うつ伏せの状態で、首から足首まで順に鍼。
 2.ひざ下から足先までのオイルマッサージのあと、背中全体もオイルマッサージを行った。
 3.お尻の筋肉2か所にあん摩・指圧。
 4.最後に仰向けで前脛骨筋(スネの外側にある筋肉)に低周波治療器を行った。
 5.治療後、まだ痛みが残っているとのこと。
2022年2月17日に3度目の治療。
 1.「仰向けになる一瞬が痛いだけであとは何ともない。魔法か何かした?」
 2.治療後、姿勢を変えても痛くないことを繰り返し確認されていた。

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