慢性腰痛
特徴
慢性腰痛とは、『3か月以上にわたって腰に痛みを自覚する状態』のことをいいます。
お子様からお年寄りまで幅広い年代の方々にみられる慢性腰痛ですが、特に働き盛りの30~50歳代に多いようです。
原因
~原因がはっきりしているもの~
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 脊椎分離症
- 脊椎分離すべり症
- 変形性腰椎症 など
~画像検査ではわからないもの~
- ストレス、うつ、不安などの精神的要因
当院での治療法
先日、米国ハーバード大学の研究チームが、はり治療が脳に作用して痛みを軽減させていたことを科学的に解明しました。
当院では、
- ✅ 古来より伝わる伝統医学としての治療法
- ✅ 最新科学によって解明が進んでいる鍼灸治療
との両輪で取り組んでいます。
実際の症例(1)
2022年1月28日/79歳/男性
「とにかく首と腰がつらく、今日は歩くのもつらい。めまいもある。」とのことで来院。
- 首から足首まで多くの経穴(ツボ)へ鍼と灸。
- ひざ下から足先までのオイルマッサージのあと、背中全体もオイルマッサージを行った。
- 横向きの姿勢で、殿部へのあん摩・指圧。めまい軽減を目的に第2頸椎のバランスを鍼で調整。
- 治療後、「まだ痛みは残るが随分と軽くなった。」とのこと。
2022年2月1日に2度目の治療。
- 「前回の翌日、こんなに楽だったっけ?という感じがした。あれからめまいも無い。」
- 前回と同じ治療法を行った。
2022年2月4日に3度目の治療。
- 「前回の翌日、さらに楽になった。痛みがほとんど無い。めまいが無くなった。」
- 前回と同じ治療法を行い、治療を終了した。
実際の症例(2)
2022年2月3日/82歳/男性
長引く腰痛で悩んでいる。「じっとしていると痛くないが、姿勢を変えると激痛が走る。」
- うつ伏せの状態で、首から足首まで順に鍼。
- ひざ下から足先までのオイルマッサージのあと、背中全体もオイルマッサージを行った。
- お尻の筋肉2か所にあん摩・指圧。
- 最後に仰向けで前脛骨筋(スネの外側にある筋肉)に低周波治療器を行った。
- 治療後、まだ痛みが残っているとのこと。
2022年2月17日に3度目の治療。
- 「仰向けになる一瞬が痛いだけであとは何ともない。魔法か何かした?」
- 治療後、姿勢を変えても痛くないことを繰り返し確認されていた。
実際の症例(3)
2022年11月6日/83歳/男性
歩行にやや難があり、奥様とご一緒にご来院。かなり痛々しい。
「レントゲンで撮っても何も疾患はないんですよ。4年前と同じ骨だと言われた(笑)
しかし腰が痛くて痛くてですね。ずっと痛いんですよ。かがんだりすると特に痛いですよ。
あとですね、鍼(はり)は怖いのでマッサージでお願いします。」
- 横向きの姿勢で腰から足先まで按摩(あんま)・指圧・マッサージ。
- そのままの姿勢で首や頭部に按摩・指圧。
- 治療後、ご本人「いやぁ~、楽ですよ。歩けるもの。」
2022年11月13日に2度目の治療
「いやぁ、びっくりしましたよ。大股で歩けていたんですよ。こんなことなかったですよ。3年も〇〇(別の治療院)に毎週通っていたのにね。今はちょっと戻っちゃったんだけど。それでね、明後日、家族だけでゴルフに行くことにしたんですよ。ほんとに久しぶりですよ。」
- 前回と同じ治療に加え、大腿四頭筋へのアプローチを追加。
2022年11月20日に3度目の治療
「ゴルフはね、静岡県の〇〇(アップダウンが激しいコース)でね、ショートホールの1ホールだけすっ飛ばしたけど、あとの17ホールは回れましたよ。」
- 前回と同じ治療法。
2022年12月4日に5度目の治療
「またゴルフに行ってきまして。今度は千葉県のフラットなコースで(笑) ちゃんと18ホール回れましたよ。スコアは98。100切れましたよ(笑)」
- これまでと同じ治療法。